菅原(院長)
シズル整体院 院長 / 整体師
以前は南青山で整体院を開いていました。土地柄、タレントさんや芸能関係者の方が多く来店され、「この後撮影があるから何とかしてほしい」というプレッシャーのかかる施術もありました。
当時の施術料金は1回10,000円。青山という場所のイメージや、1回10,000円という施術料金から、実際には力になれるかもしれないのに、来院の選択肢にすら入らない方もいたと思います。そのことに、ずっともどかしさを感じていました。
改めて、自分はなぜ整体を始めたのか、なぜ今も続けているのかを考えたとき、答えはとてもシンプルでした。
それは、一人でも多くの方に喜んでもらいたいからです。
コロナ禍を機に一度立ち止まり、現場のしがらみなく、解剖学と腰痛施術の勉強を重ねました。そしてたどり着いた答えが、身体の不調で悩んでいる方が、もっと気軽に相談できる場所をつくることでした。その想いから王子で再開したのが、シズル整体院です。
行きたいのに行けない整体院ではなく、身体の不調で悩んだときに「ちょっと相談してみようかな」と思っていただける整体院でありたい。そんな想いから、施術時間は30分、料金は3,300円に設定しました。
痛みを感じなくなって感動し、物を拾えることをありがたいと思えるようになり、やがてはそれが当たり前になって、ありがたさを忘れるくらい動けることが当たり前になってほしい。
そう思い、日々施術に向き合っています。
整体にも標準医療にも共通する土台があります。それが解剖学です。人のカラダの構造は変わりません。だからこそ解剖学は普遍であり、どちらの分野にも共通する基礎といえます。
私が解剖学を大切にするようになったのは、施術を学ぶ中で、理論として納得しきれないものや、思うように成果につながらないものがあったからです。
痛みの原因を考えるとき、その説明がカラダの構造として成り立っていなければ、正しい見立てにはつながりません。見立てがズレれば、本当に見るべき場所を見落としてしまいます。だからこそ、痛みの原因を決めつける前に、その説明が解剖学的に成り立つのかを確認します。
人体解剖を土台に知見を積み重ねてきた標準医療の知識が、痛みをより正確に把握するために必要だと感じたことが、解剖学を深く学ぶきっかけになりました。